この度、私たちは「足」の悩みに対して総合的に対応すべく足病総合センターを開設しました。なぜなら足の障害は、骨関節、傷や壊疽、血流、むくみ、しびれ、爪や皮膚、靴のトラブル、全身疾患の一症状…などと多岐にわたり、これらをすべてカバーできる診療科がなかったからです。どこへ受診すればよいか悩むことも多く、また受診したとしても病院を転々とすることも、これまではあったはずです。また常に体重を支えている足は、特に病気がなくても痛みが続くことも少なくありません。このため痛みはあっても治療までには至らず、悩んでいる方も多く見受けられます。そうした方々に、迷わず気軽に受診していただき、総合的に診療させていただくのが当センターの特徴です。
そのためにセンター内での診療には整形外科、形成外科、血管外科、内科、皮膚科が一緒になって診療にあたり、さらには看護師、理学療法士、義肢装具士、管理栄養士などのメディカルスタッフがあらゆる面から足のサポートを行えるよう、独自の体制を整えました。「病気」だけではなく受診される方の「悩み」に対しても向きあっていけるよう、開設されたのが当足病総合センターです。
人生とともに歩んでいく足、その足に悩みを抱えたとき、まず下北沢病院にピットイン。そう思っていただけるよう努めてまいります。