血管外科の医師をやっていますと、動脈硬化などによって足の切断や死に直面するケースも多く、重症化する患者さんと何度も向き合ってきました。悔しい想いもしてきた中で、もっともっと患者さんを救いたいという想いは強くなるばかりでした。「じっくり経過を見ましょう」なんて悠長なことを言ってられない患者さんも多い中で、「治療のスピード」はとても大切になります。そういう意味では、足の治療のスペシャリストが集まる下北沢病院なら、早期から質の高い治療を行うことができ、ひとりでも多くの患者さんを救えるのではないかと期待しています。また、病院内に充実したリハビリテーション施設があることも重要ですね。患者さんは治療が終わった後も生活が続きます。よく言われる「健康寿命」を延ばし、QOL(クオリティオブライフ)を下げないためにも、適切な治療とともにリハビリテーションも大切になりますから。