いびき外来

いびき外来

いびきがもたらす代表的なの健康被害は、睡眠時無呼吸症候群です。
睡眠時無呼吸症候群(SAS:Sleep Apnea Syndrome)に罹患していると、良質な睡眠がとれず、日中の活動性や労働の質、運転能力などが低下することはもちろん、高血圧や虚血性心疾患、糖尿病などの生活習慣病を高率に合併し、生命予後に影響を与えることが明らかになりました。
いびき外来①

わが国では、2003年に山陽新幹線で居眠り運転が起こり、後にその運転士が重度のOSASと判明したことが契機となっております。睡眠時無呼吸症候群に対してCPAP(Continuous Positive Airway Pressure,持続陽圧呼吸)と呼ばれる機器を用いた治療法をはじめ、その他の治療法の有効性も明らかになりました。SASに特有な症状や合併症は、無呼吸によって引き起こされる2つの重要な病態に起因すると言われております。1つは無呼吸のたびに患者本人はほとんど気づかない目覚め(=脳波上の覚醒)が起こり、良質な睡眠を得ることができず日中の眠気を引き起こすこと、もう1つは無呼吸の間は肺での酸素の取り込みと二酸化炭素の排出が止まるため、血液の中の酸素不足や二酸化炭素の貯留が繰り返され、これがさまざまな臓器に対し悪影響を及ぼすことです。これらがSASの根幹となる病態となり、SASは無呼吸の出現頻度が多くなるほど、または無呼吸の持続する時間が延びるほど重症となります。

1つでも当てはまる方は、いびき外来や専門医療機関でのリスク検査をお勧めします。

リスクチェック
いびき外来③

現段階で睡眠時無呼吸症候群に対する治療法として確立しているものはCPAP(Continuous Positive Airway Pressure:持続陽圧呼吸療法)です。即効性・確実性・安全性いずれからみても、最も勧められる治療法です。鼻マスクをつけ、鼻から気道に空気を送る小型の機械を枕元においてそこから空気を送り込み圧を加えることで、狭窄した気道を開放することができます。寝る前から起床までの治療により日中も快適となり、最近の機種はコンパクトなので旅行・出張にも持ち運びができるようになっています。

機械はレンタルになり費用には保険が適用されます。

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外来
いびき外来

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富田益臣





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