看護部・各部署のご紹介

人生100年時代、
看護の力で「歩く」
「動く」を支えませんか!

看護のキーワード

1.「歩く」「動く」を支える「とことんあきらめない看護」  
2.患者さんの「ありのまま」と「可能性」に誠実に寄り添う
3.「その人らしいくらし」をゴールとした顔の見える多職種連携と協働

教育のキーワード

専門分野の教育支援+個性と可能性を尊重した教育支援

当院は「総合的な足病治療の普及と発展を通じて、糖尿病を含む全身の健康に寄与すべく、患者さんを中心としたチーム医療を推進します」の理念の下、2016年日本で唯一の足と糖尿病の総合病院としてリニューアルオープンいたしました。

人生100年時代において、看護師の使命は、人々の「生きる」と「くらし」を守ることです。そのために私たち下北沢病院看護師は、患者さん一人ひとりの限りない可能性に寄り添いながら、その人の「歩く」「動く」を支援しています。
その支援の主軸は、看護師一人ひとりの看護観に基づいた臨床実践能力の発揮はもちろんのこと、個々の可能性を無限大に引き出しながらの「とことんあきらめない看護」の実践です。
まずはありのままの患者さんと歩まれた人生を思慮深く見つめ、患者さんと看護師の可能性を統合し、「その人の“これから”」を一つひとつ丁寧に見出し、支えていきます。
患者さんのゴールは決して退院ではありません。通院、入院どの時点においても「その人らしいくらし」をゴールと見据え、多職種と協働しながら総力をあげた支援をすすめてまいります。
看護師教育については、足病・糖尿病・透析等の勉強会、そして個々の「可能性」や「やる気」を尊重したフットケア指導士、糖尿病療養指導士、弾性ストッキングコンダクター等の資格取得支援も積極的にすすめていきます。
専門病院に在職している特権を活かし、是非チャレンジしてみてください。もちろん、看護師としての臨床実践能力や人間力にも焦点を当てた研修会も計画していきます。
当院は、けして大きな組織ではありません。

しかし、小規模だからこそ実現できる患者さんと職員の顔が見える組織づくりに努めています。
掲げた看護のキーワードに誠実に向き合いながら、まだまだ現在進行形の看護部です。ここ下北沢の地で、「歩く」「動く」を支える「とことんあきらめない看護」を私たちと一緒に挑戦してみませんか?
貴方の個性と可能性を尊重し、貴方らしいゴールまで全力でお支えします! 令和5年4月

看護部長 廣納 裕子

専門・認定看護師および足・
糖尿病分野での認定資格取得者について

専門・認定看護師および足・糖尿病分野での認定資格取得者について

当院は足と糖尿病治療に特化した病院のため、専門・認定看護師のみならず足や糖尿病ケアに関する資格を持った看護師が活動しています。それら専門的知識を持ったスタッフによって足や糖尿病に関するケアの実践、教育、指導を行っています。

フットケア指導士

日本フットケア・足病医学会認定のフットケア指導士です。主に足病変患者のアセスメントやケアの実践・指導・教育を行っています。

4名

糖尿病看護認定看護師

1名

糖尿病療養指導士

6名

下肢救済足病学会認定師

1名

皮膚・排泄ケア特定認定看護師

1名

日本静脈学会 弾性ストッキング・圧迫療法コンダクター

2名

院内教育・研修制度

新入職者に対しては経験年数に応じ、部署内でのメンターシップ制度を取り入れ、OJTを中心とした教育研修を行っております。また当院では全職員を対象とする、多職種からなる教育委員会が活動しています。教育委員会では年間計画でテーマを決めて学習会の企画運営を行っております。

教育委員会主催の学習会(一例) ※毎月1回実施
動脈硬化について 担当:血管外科医師
インスリンポンプ 担当:メーカー担当者様
帯状疱疹について 担当:薬剤部
糖尿病療養指導 担当:糖尿病認定看護師
糖尿病に関する算定 担当:医事課

 

上記以外にも新しく導入された医療機器や治療法、学会トピックなど、その時々に業務に必要な院内研修を企画・実施し職員のスキルアップを行っています。さらに当院の業務推進に必要な資格習得や学会・院外のセミナー、研修参加に対する支援制度があり、事前申請によって参加費や旅費などの補助が受けられる仕組みが整備されています。

当院で習得補助等の支援を
実施している資格一覧
(看護に関連する資格のみ抜粋)

フットケア指導士
下肢救済足病学会認定士
日本糖尿病療養指導士
東京都糖尿病療養指導士
血管診療技士(CVT)看護師
弾性ストッキングコンダクター
学会発表、講演、論文などの学術的業績、活動

各部署の紹介

外来

外来は足病総合センターと糖尿病センターから成っています。両科に共通して必要な看護の特徴としては、適切な足のアセスメントやケアと患者指導が主体であるという事です。
足にお困りの患者さんが来院されると、まずは看護師が患者さんと対面し、足の状況のフットアセスメントや問診を行い、必要な検査などを診察前に実施しスムーズな診察や待ち時間短縮に繋げています。また足に傷のある患者さんには創傷アセスメントを行い、医師の診察前に傷の状況を把握します。理学療法士も外来患者の足の機能評価や運動指導、除圧用具の作成等を行い、チームで患者を診ています。
さらに爪切りニッパー、爪ゾンデ、足やすり、コーンカッター、フットマシン等を使用したフットケアを通し、自宅でできるセルフケア指導、足のむくみや静脈瘤に対する弾性ストッキング指導、各種患者指導や手術のオリエンテーション等などを行っています。外来患者さんが安全、快適に医療を受けていただけるよう日々創意工夫しながら看護しています。

手術室

手術室

手術室は2016年8月に新設した部署です。当院にある2つの手術室はバイオクリーンルームになっており、下肢血管拡張術や血行再建術、人工骨頭置換術をはじめ、足に特化した幅広い手術を行っています。
手術室スタッフは一つひとつの手術に対して責任を持ち、周手術期において安全・安楽な看護を提供する事を目標とし、外科医・麻酔科医・看護師・臨床工学技士・放射線技師のスタッフと連携をとり、患者さんが安心して手術に臨めるよう体制を整えています。
また、当手術室では全身麻酔で手術を受けられる患者さんを対象に術前訪問を実施しており、手術の説明や情報収集を行い、患者さんに合わせた個別性のある看護を提供するよう努めています。

東京都看護職員復職支援研修

東京都看護職員復職支援研修を下記内容にて行っております。

またお申込みは東京都ナースプラザHPよりお申込みください。

当院で受けられる検査

検査科

放射線科

≪生理検査≫
  • 心電図
  • 肺機能検査
  • 血圧脈波検査(ABI)
  • 眼底カメラ
  • 皮膚組織灌流圧検査(SPP検査)
  • 心電図超音波検査
≪検体検査≫
  • 生化学検査
  • 血液学検査
  • 免疫学検査
  • 一般検査
  • 輸血検査
  • 白癬検査
  • 一般撮影(レントゲン)検査
  • 骨密度検査                    ※検査をご希望の方は、診察時にお申込みください
  • CT検査
  • 血管造影撮影

手術室のご案内

手術室のご案内

・手術室数 2室(全室バイオクリーンルーム)
・スタッフ 麻酔科専門医1名 看護師5名 看護助手2名
専門的な手術を安全・スムーズに行えるよう、手術に関わるスタッフ全員で取り組んでいます。活発に意見を出し合い、スタッフの個性が生きるように協力しています。また、周術期管理だけでなく、中央材料室も運営しています。中央材料室では、病院全体で使用する機械の洗浄と滅菌、衛生材料の物品管理を行っています。
初めて手術を受ける方も、何回も手術を受けている方も、どんな方も手術の前は不安な気持ちになるものです。その気持ちを、我々スタッフが少しでも減らせるお手伝いが出来ればと思っています。

手術を受けられる患者さんの流れ

手術前訪問

全身麻酔症例の患者さんは、手術日までに手術室看護師が病室へ伺います。
手術部位やアレルギーの有無などを確認させていただき、手術の流れについて説明します。不安や心配事があれば何でもお伝えください。

手術室入室

手術室入室

入室の際は患者さんの状態により、歩行・車椅子・ストレッチャーでB1Fの手術室に入ります。手術室入り口まで、ご家族の付き添いも可能となっています。

本人確認をさせていただきます。

フルネーム・生年月日・手術部位を言っていただきます。ネームバンドと照らし合わせて確認します。手術部位に関しては、マーキングと言い、術前に医師がマジックで印をつけさせていただきます。その他、貴重品や装着物が除去されているかもお聞きします。

手術前へ

手術室
少しでも不安軽減できるようベッドを温めたり、音楽を流したりしています。手術ベッドに横になっていただき、血圧・心電図・呼吸状態を確認するための機械を身体に着けます。その後、点滴も行います。

麻酔

全身麻酔・硬膜外麻酔・脊髄くも膜下麻酔・局所麻酔など、手術内容や患者さんの状態に合わせ、適切な麻酔方法が麻酔科医や担当医師により選択されます。

■麻酔の種類

全身麻酔 酸素マスクを口元に当て、十分に酸素を吸っていただきます。その後、点滴から麻酔薬が入り、だんだん眠くなります。手術中は意識がない状態ですので、痛みも感じません。
硬膜外麻酔 手術台で横向きになり、背中を丸くしていただきます。背中に痛み止めの注射をしてから、細い管を入れます。
脊髄くも膜下麻酔 脊髄くも膜下腔に局所麻酔薬を注入し、おもに下半身の痛みをとる麻酔です。
伝達麻酔(神経ブロック) 超音波装置(エコー)で神経を見ながら、手術部位を支配する神経の近くに注射をして痛みを軽減します。
局所麻酔 手術をする局所に麻酔薬を注射して、痛みを除きます。

手術開始~終了

手術開始~終了

手術前に担当医師・麻酔科医師・看護師全員で患者さんの確認(氏名・IDなど)・手術する場所・手術の方法など、間違いがないか確認します。手術中は手術に関わるスタッフ全員で、常に患者さんを観察しています。手術後の状態に問題がないことを確認してから病室へ戻ります。

手術後訪問

数日後、術後の患者さんの様子を伺いに病室へ訪問させていただきます。手術後の様子やその後の状態など、お聞かせください。
手術実績

分類 手術名 件数
2021年 2022年 2023年
血管 動脈 EVT(血管内治療) 174 219 199
遠位バイパス手術 1 2 0
内膜摘除 0 3 3
血栓除去 5 2 2
その他 0 0
静脈 血管内焼灼術(ラジオ波焼灼+瘤切除) 70 68 79
ストリッピング 0 0 4
高位結紮 3 1 7
シャント シャント造設術 3 1 2
シャント拡張術 10 11 9
創傷 切断 デブリドマン 97 152 172
趾切断 29 37 46
中足部切断 29 48 45
下腿切断 7 5 10
大腿切断 1 1 3
分類 手術名 件数
2021年 2022年 2023年
形成 植皮 21 39 38
有茎皮弁 6 1 0
遊離皮弁 0 0 0
リンパ ICG造影 20 16 13
リンパ管静脈吻合術 0 2 1
その他 皮膚皮下腫瘍切除 13 20 30
足の外科 前足部 外反母趾手術
(複数趾でも)
233 237 149
強剛母趾 18 21 17
その他の前足部変形矯正手術 54 57 60
リウマチ足の前足部関節温存手術 5 8 14
モートン病手術 5 9 14
中後足部 リスフラン関節の手術 4 5 5
三関節固定術
(内反足、偏平足、凹足に対する矯正手術)
11 11 19
足関節 足関節の内視鏡手術 7 14 16
変形性足関節症に対する骨切り術 8 13 9
分類 手術名 件数
2021年 2022年 2023年
足の外科 アキレス腱 アキレス腱延長術
(腓腹筋、ヒラメ筋筋膜切離含む)
1 5 2
その他のアキレス腱手術(付着部障害、断裂など) 3 3 6
膝関節の内視鏡手術 33 27 25
人工膝関節置換術 31 11 18
高位脛骨骨切り術(HTO) 3 3 3
股関節 人工骨頭置換術 0 0 0
人工股関節置換術 4 3 5
足全体 足部シャルコー関節症手術 3 6 11
その他 その他の足の外科手術 191 152 180
その他のリウマチ手術 1 1 2
外傷 人工骨頭挿入術、骨折観血的手術
関節脱臼観血的手術等
7 14 14
その他 足以外の手術 14 25 29
予防的手術 0 0 0
脊椎 股関節鏡 0 0 14
合計 1,125 1,253 1,265

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