下北沢駅徒歩5分。足から健康を支えていきます。
「歩いていると脚が痛むけど、休めば治るし大丈夫だろう」
そんな風に思っていませんか?実はそれ、閉塞性動脈硬化症という病気の初期症状かもしれません。この病気は放置すると、足や脚に深刻なダメージを与え、最悪の場合、脚の切断に至ることもあります。しかし、早期診断と適切な治療を受けることで、健康な足を取り戻すことが可能です。
この記事を読んで、少しでも心当たりがあるなら、すぐにご相談ください!
次のような症状がある場合、「ただの疲れ」では済まされません。早めに病院で診断を受けましょう。
o 歩いているとふくらはぎや太ももが痛むが、休むと治る。 → 症状が進行すると、安静時にも痛みを感じるようになります。
o 傷がなかなか治らない、悪化している。 → 感染や壊死に進展し、切断のリスクが高まります。
o 足先が冷たく感じたり、感覚が鈍くなる。 → 血流不足が進行している可能性があります。
o 青白くなったり、黒ずんできた場合は緊急です。 → 血流が完全に遮断され、壊死が始まっている可能性があります。
これらの症状を感じたら、すぐに専門医を受診してください。放置すると、命に関わる危険性もあります!
閉塞性動脈硬化症は、下肢の動脈が硬化して狭くなり、血液の流れが悪くなる病気です。これにより、足や脚に必要な酸素や栄養が届かなくなり、以下のような病態が進行します。
1. 初期段階: 血流不足が起きても症状が現れない場合があります。2. 進行段階(間欠性跛行): 歩行時に痛みを感じ、休むと回復します。3. 重症段階:安静時にも痛みを感じる。4. 末期(潰瘍・壊死): 足や脚に潰瘍や壊死は発症し、切断が必要になることもあります。
注釈最近の医療ガイドラインでは、「下肢閉塞性動脈疾患(Lower Extremity Artery Disease: LEAD)」という用語が用いられることがあります。また、進行したケースでは「慢性肢体虚血(Chronic Limb-Threatening Ischemia: CLTI)」と呼ばれます。
当院では、以下のステップで診断・治療を行い、安心して治療を受けていただける環境を整えています。
1問診・視診
• 症状や生活習慣について詳しくお聞きし、足や脚の状態を確認します。 • 足の色、温度、傷の有無をチェックし、血流の異常を見極めます。
2非侵襲的な検査
• ABI検査(足関節上腕血圧比): 足の血圧を測り、血流の状態を評価します。 • SPP検査(皮膚灌流圧測定): 足の血液循環を調べます。 • 超音波検査: 血管の狭窄や閉塞を確認します。
3必要に応じた画像検査
• CT血管造影やMRA(磁気共鳴血管造影)で血管の状態を詳細に把握します。
4診断結果の説明
• 検査結果をもとに、現在の病状や治療方針をわかりやすくご説明します。 • 治療の選択肢やリスクについても丁寧にお伝えします。
5治療の実施
当院では、患者様の状態に応じて以下の治療を提供します。 • 薬物療法: 血流を改善する薬や、リスク因子を管理する薬を使用します。• 運動療法:理学療法師による機能評価や指導 • 血行再建術: 血管内治療やバイパス術などで血流を回復させます。 • 創傷ケア: 創部処置、再生医療や陰圧閉鎖療法を活用し、足の傷を治します。 • 生活習慣改善: 禁煙指導や運動、栄養管理をサポートします。
当院では、最新の医療技術を活用し、多職種の専門スタッフが一丸となって患者様をサポートします。リハビリ、フットケア、装具作製、栄養指導など、治療後の生活もトータルで支えます。「足の不調は治らない」と諦めないでください。適切な治療で症状を改善し、健康な生活を取り戻すことができます!
下北沢病院の下肢血管・創傷センターでは、患者様一人ひとりに最適な医療を提供します。足の痛みや傷、冷えが気になる方は、まずはお気軽にご相談ください。 早期診断と治療で、命と足を守りましょう!
参考文献• [末梢動脈疾患ガイドライン(2022年版)]
下北沢駅徒歩5分。足から人生を支える。