外来について

糖尿病センター

糖尿病センター

チーム医療を通して、
合併症を積極的に予防していく

糖尿病センター長より

糖尿病人口の増加、高齢者の増加に比例して合併症を発症する糖尿病患者さんが増えています。糖尿病は合併症との闘いです。その代表が、神経障害(し)、網膜症(め)、腎症(じ)の3大合併症で、その頭文字をとって「しめじ」ともいわれます。
神経障害は“糖尿病足病変”の原因となります。糖尿病足病変は、潰瘍(かいよう)から壊疽(えそ)へと進行します。現在、糖尿病足病変により下肢切断に至る人は年間1万人以上といわれ、足を切断する人は糖尿病患者の高齢化、重症化とともに毎年どんどん増えています。また「しめじ」だけではなく、糖尿病は、狭心症や脳梗塞、そして難聴や肺機能の低下、不妊、睡眠時無呼吸症候群などさまざまな病気を引き起こす可能性があります。これらたくさんの合併症は、血糖値を下げれば治るわけではありません。最大の予防法は、糖尿病そのもののコントロールを良好に保ち、合併症の発症を予防することです。そのためには、糖尿病発症早期からの食事療法、運動療法、薬物療法が重要となります。
下北沢病院では、Aggressive prevention ~積極的合併症予防~を掲げ、看護師、管理栄養士、薬剤師、理学療法士などスタッフ全員で、合併症が出現しない、また進行させない一貫した糖尿病診療とともに、足病総合センター医師との先駆的取り組みを行います。
そして足病変の発症予防から再発予防を通じて糖尿病の足病変への治療の礎を築くため、チーム全員で日々研鑽を積んでいく所存です。どうぞよろしくお願いいたします。

糖尿病センター 富田益臣

糖尿病治療への新たなアプローチ
Aggressive prevention ~積極的合併症予防~

糖尿病は合併症との闘いです。しかしながら、糖尿病診療においては、合併症の予防にかけられる時間はあまり多くはありません。実際、多くの合併症がありますが、診察率は心臓90%、腎臓60%・・・、足においては5%以下と言われています。 通常の糖尿病診療に加え、合併症を積極的に予防していくことが、今後の糖尿病医療に求められていると我々は考えています。

下北沢病院 糖尿病センターの特色

糖尿病と診断された方や糖尿病になるリスクの高い方を対象に、糖尿病による合併症の治療を行います。特に糖尿病に起因する足の合併症の治療については、足病総合センター医師である形成外科医、整形外科医、血管外科医と協力して治療にあたります。高いレベルのチーム医療を通じて、積極的合併症予防を行い、糖尿病の患者さんの、健常者と変わらぬ寿命および生活の質の確保を目指します。

糖尿病センターが提供する医療

  • 合併症スクリーニングプログラムを提供し、定期的に確実に合併症のリスクを確認します。
  • 足の専門家によるフットチェックを行い、下肢切断ゼロを目指します。一生自分の足で歩きつづけるためのサポートを行います。
  • 当院の理学療法士や管理栄養士、薬剤師らによる運動教室や栄養セミナー、糖尿病教室を随時開催します。
  • 食事療法、薬物療法にて糖尿病腎症の進展を予防します。
  • 1型糖尿病の方の治療をサポートします。インスリンポンプの導入や糖尿病合併妊娠の治療を専門施設と連携して行います。
  • 肥満外科とも連携し、減量プログラムを提供します。
  • 糖尿病の方に多い睡眠時無呼吸症候群の治療を行います。
  • 糖尿病治療の最新情報を提供します。